大学別攻略情報

東京大学学部別対策|日本史

東大 日本史 参考書と対策(概要)

東大入試の社会科科目

3教科(日本史・世界史・地理)の中から2教科選んで、150分間でその2教科を解答するという受験形式である。試験科目の中でも日本史は東大に特化している試験の形式を持っている。難関私立大学と比べて、東大の場合は、知識そのものが詳細なことや難易度の高いことまで要求されるわけではない。用語の難易度としては、教科書に出てくる用語で受験を突破することができるが、一問一答形式で覚えていれば点数を取れるのかと言われると、そうではない。噛み砕いて説明すると「基礎を難しくするとこうなるのだ」という問題の構成で出題される。 おそらく、よく言われる「歴史の流れ」という部分があるが、歴史の出来事を古い出来事から新しい出来事に順番に並べていく一般的な歴史の勉強の作業は、出来事の背景などを繋ぎ合わせていくものなのだが、その中からある「歴史の流れ」の一部分だけを「ポン」と抜き出されても、自分で「歴史の流れ」を繋ぎ合わせていくことが、どれだけできるかどうかということを試される。しかも、その「歴史の流れ」を作る用語も史料として与えられて、試験時間内に自分で考え論述しなければならない。つまり与えられた史料から情報を読み取る能力と、それをまとめる能力と、それ自体を解答にする能力が必要になってくる。知識を試される試験ではなく、前提となる知識を元にその場で考える思考能力を試される試験である。それとプラスアルファで解答をしっかり文字数内で過不足なくまとめきる能力が求められる。それなので、東大日本史の試験の答案は、解答だけ見ると簡単なことが書かれているケースが多い上に、実際に適切な対策(勉強)を下準備していればそれなりに点数が取れる教科でもある。 しかし、ただ知識を頭に入れただけや、ただ論述練習しただけでは点数が取れない。出される史料は、何種類かあり、歴史的な文章とか、出来事の年号の羅列が書かれていたりする。論述は長い設問で150~200文字。短い設問ならば60文字程度。試験範囲は古代から明治時代ぐらいまでで、ほぼ現代については問われない。東大対策でもしない限り、古代や中世に関しては論述で勉強をやり込んでいる人は少ないものである。共通テストや標準的な問題集を終わらせたら、とりあえず早い段階で東大対策に思考を傾けていくことが大切だ。東大の日本史 参考書ルートは、文科・理科の各ページで紹介しています。

関連記事

東京大学学部別対策|数学

東大 数学 参考書と対策(概要) 東京大学の入試の数学は、一見してみると、問題の難易度がそれほど難しいわけではなく、解説を見てみれば、簡単に解けるように見える問題も少なくない。 しかし、では東大入試の数学が易しいのか?簡 … 続きを読む

東京大学学部別対策|国語

東京大学|文系学部共通 東大 国語 参考書と対策(概要) 東大の国語(現代文・古文・漢文)は、文系と理系で試験内容が分かれている。それぞれ問題ごとの配点は公表されていはいない。 第1問は文理共通の評論問題である。第2問、 … 続きを読む

東京大学学部別対策|英語

東京大学|文系学部共通 英語対策 東大英語の基本情報 試験時間 120分 45分(筆記)→30分(リスニング)→45分(筆記)という構成で、途中にリスニングが入る 大問の構成(2014年度参考) 1 (A) 読解 要旨要 … 続きを読む
受験相談の問い合わせ

記事カテゴリー一覧

逆転合格を続出させる武田塾の勉強法を大公開!
志望校決定から入試当日までこの順番で勉強して、合格を勝ち取ろう!

  • 1.大学の偏差値・入試科目を知ろう!
  • 2.大学別の傾向と対策を知ろう!
  • 3.教科ごとの勉強法を知ろう!
  • 4.各教科、どんな参考書を
    使えばいいかを知ろう!
  • 5.参考書ごとの使い方を知ろう!